2008年04月14日

指のバネって大切

ピアノを教えていて思うコト。
指のバネって大切なんだなぁというコト。
指の瞬発力とでも言えばいいのか・・・。
特に大切だと思うのは、戻りのバネ。
鍵盤から指を離すコントロールです。

生徒さんたちに、
空中で指を動かして、とお願いします。
12345と付け根から動かしてもらいます。
(第2関節から動かしたのでは、鍵盤が下がらないので。)





ほとんどの生徒さんが最初に見せる動き。
指の戻りがないんですよね。
これじゃ、音が重なってしまいます。
なんとなぁく指が鍵盤から離れてくれるので、
なんとなぁくに任せて弾いている・・・といった状態なのだと思います。

どのタイミングで音が切れるのか、
どのタイミングで次の音にバトンタッチするのか。
それがなんとなくで済ませている場合。
荒い音色や、だらしない音楽に聞こえてしまいがちです。





本当は、こんな風にきっちり戻りを意識したいトコロ。
生徒さんに、「戻して」という声かけをすると、
みなさん必死で戻そうとします。
でも、なかなか戻らない。(笑)
意外にこのコントロールって難しいようです。
結構筋肉使うのかな・・・なんて思ったりもし。

次に和音が続く場合のお話。
なんか音が揃わない、なんか汚い。
理由はいくつか考えられると思いますが、
指のバネが使えていない場合、
次のような原因が考えられますネ。

“音のタイミングが揃っていない
音の切れるタイミングが揃っていない

,原因の場合は、指の準備が遅いから。
△原因の場合は、指の離しを意識していないから。
このどちらも指のバネが必要です。
こんなとき、私は生徒さんに空中で指を動かしてもらいます。





135の指を同時に付け根から動かし、
次にそれらの指を戻して、
即時125の指を動かします。

生徒さんたちみなさん、指の準備に苦労します。
135から即座に125へ指が反応してくれない。
でも、実際鍵盤の上では、
余裕を持って鍵盤を押さえる前に、
指が準備できていなければならないのデス。
準備さえできていれば、音は揃いますし、
希望通りの音色を作ることができ、
希望通りのタイミングで音を鳴らすことができます。

また、和音が続くと音が重なってしまいがちな人や、
はぎれの良い和音で演奏したいのに、
どうも音がにごって聞こえてしまうという人。
指の離し方が鈍いとはぎれの良さは失われますし、
だらしのない音に聞こえてしまうものです。

実際に生徒さんに空中で動かしてもらうと、
こんな風になってしまう人がほとんどなんですヨ。





しっかり戻せていません。
弾くことしか意識できておらず、
鍵盤の戻りを一切無視してしまっている、ということですネ。

16分音符のパッセージにしても、
重音が続く音楽にしても、
私はこのような空中運動をよく取り入れます。
これを数回やるだけで、いい音に変化することが多いからです。

本当は、こういうことでバネを鍛えていく必要があるんでしょうね〜。
指の瞬発力と筋肉のバネ。
粒の立ったクリアな音色を作り出すには、
不可欠なんですよネ。


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この記事へのコメント

1. Posted by    2008年04月15日 22:16
とっても勉強になりました*^__^*
なるほど〜!おチビちゃんたち、指人形なんかをカポッとはめてやったりするのですが、なかなか上手くコントロールできず、鍵盤を押さえる練習までたどりつけません・・・・この練習、参考にさせていただいてやらせてみようと思います♪
2. Posted by 中嶋   2008年04月16日 12:09
栞さ〜ん♪コメントありがとぉございます!この方法、ほんっと魔法の練習のように感じるんですヨ。ソナタを弾くような大人の生徒さんにも使えますよん♪
3. Posted by 中嶋   2008年04月16日 12:16
そうそう、ちなみに私も自分の練習に、この方法をしばしば使うんですヨ。特に2音間の重音のパッセージで動きにくいなぁと思ったとき、これをやるとすっきりするんです〜。