2007年12月11日

正しい姿勢のための筋力

flo-77WiiFitだけどピアノの話なのデス。
一週間以上毎日30分続いているWiiFit
ここ2日風邪のためできませんでしたが、
確実にある筋力がついたと実感しています。
と、その前にこれまでの私の経緯から・・・。

今年2月以降体調が優れなかった私。
出不精な性格がもたらした
不調だったのだと思います。
その上、毎日レッスンで座り、
自分の練習で座り、しまいにゃパソコンの前に座り。
要するに座りっぱなしの1日。これも大きな原因のひとつ。

あまりに体力が衰えてしまったせいで、
普通の筋力トレーニングができない体。
ちょっとでもやると腰痛になったり、
ぎっくり腰になったり・・・という始末。
1ヶ月以上入院して寝たきりだった人が、
リハビリしなきゃいけなくなるってのと同じくらい、
体の筋力が衰えていたのだろうと思います。

そこで出会ったのがカイロプラクティックでした。
座りっぱなしの生活&体を支える筋力の衰え。
まずは姿勢から矯正。
自律神経の不調と、姿勢を直してもらったのでした。

もともとの姿勢が悪いと、
ピアノを弾く姿勢も決して正しくはならないのだと実感しましたヨ。
だって、もともとが悪いんだもん。どうしようもない。(笑)
また、普段の姿勢を意識的に直すことの難しさったら!
何故なら、正しい姿勢の感覚がどういうものなのかがわからないから。

カイロに行って一番よかったと感じているのは、
正しい姿勢の感覚がはっきりと認識できたという点です。
ちょっとゆがんできたなっていうのがすぐにわかる。
で、どこをどうやったら正しい姿勢の感覚に戻るのか、
自分の体を正しい位置に持ってくることができる。

正しい姿勢の感覚がわからないと、
妙に胸を張ってしまったり、お尻をヘこませすぎてしまったり、
重心をどこに持ってきたらよいものか悩んでしまったり・・・。
どんなに努力してもナカナカできるもんじゃぁございません。

ピアノを弾いていて一番実感したのが、
このもともとの姿勢が与える演奏への影響でした。
カイロへ行って正しい姿勢が当たり前になったとき、
がらりと演奏がしやすくなったんですよね〜。
演奏する際の視野が広がったというか。

例えばカイロへ行く前の映像。
右サイドバー下に設置している
メロメロパークの”HOME”
をクリックしていただくと、
アレグロ・バルバロを演奏している小さな私の映像がご覧いただけます。
跳躍がガンガンある曲だったので、
かなり姿勢には気を使って練習していたものですが、
完全に弾きやすい良い姿勢とは私には思えません。
特に肩から上のライン。

首を前に出しすぎ。
肩を丸めすぎ。


これじゃぁ、肩も凝るってもんです。
視野が狭いのも当然。
音をはずしやすくなる原因のひとつですネ。
でもね、この肩から上のライン。
自分で気をつけようにも、そうそう気をつけられるもんじゃないんですよね。
flo-503って、もともとがそうなんだもの。(^_^;)

カイロへ行って一番実感したのは、
この首のラインでした。
視野がググッと広がって!
今はもうちょっとマシな姿勢になってます。
カイロ様様〜ですネ。

カイロに通いつつ家でやっていたのが、
柔軟体操と軽いストレッチ。
少しずつ少しずつ体調が回復し、
通常のラインまできたのがつい最近のコト。
ちょいと太りすぎだなぁ〜と
ネットで仕入れた筋トレをやっていた1ヶ月。
で、先日購入したWiiFit・・・なのデス。

WiiFitによく出てくる単語「インナーマッスル」。
体の内側の筋肉のことをそう呼ぶそうです。
たった1週間続けただけなのに、違いがはっきりわかります。
たぶん普通の生活をしているだけであれば、
ここまでの違いを感じることはなかったでしょう。
でも、私はピアノを弾く人間です。
明らかにピアノを弾いていて「違う!」を感じるんですね〜。

ピアノって体を使って弾くもんです。
大して筋力を使うわけじゃないと思うんですよ。
普段の生活では気づかない程度のインナーマッスルで、
違いを感じるほどなのですから。

でね、何が違うって姿勢の安定感なんですよ。
本当の脱力っていうのは、
インナーマッスルがないと不可能なんだな・・・を実感です。
インナーマッスルは姿勢を支える大切な筋力なんですね。
特に腹筋と背筋のあたりの体内部に感じる筋肉。
 ・・・・具体的な名称がわからなくてゴメンナサイ。
ここの支えが安定していると、上半身がと〜〜〜ってもラク!!!
上半身がラクということは、腕もラクになるってことです。

また、ピアノってペダルを使いますよね。
ハーフペダルだとか、ちょこちょこ小刻みに薄く踏むペダルなどは、
安定した姿勢がないと指に悪影響がでちゃう。
体がブレちゃうんですよね。
体がブレちゃうもんだから、足に妙に力が入ってしまっタリ。
思うようにペダルを調節できなくなっちゃう。
これがね、たった1週間でブレなくなったんですよ〜。
なぁんてラクチン!って感じなのデス。

それから、指への意識
これが数倍高まりました。
ゆったりとした部分を弾くとそれを実感します。
今私が練習しているのは、ショパンの幻想即興曲。
速い部分以上に問題なのは中間部
なかなか思うように美しく左手が動いてくれない。

ところがところが、最近とっても弾きやすくなったんですよ。
体がブレないので美しい弱音になりやすい
こういうところは、ちょっとしたブレが音に悪影響を与えるので、
かなぁり緊張するのですが、
体がブレず安定していられるので、
腕がさらにラクになり指先への意識が高まります。

flo-519実はネ、HPにアップしている
クララ・シューマンの曲。
私は自分の演奏の左伴奏が
気に入ってないのデス。
音がブレる。なめらかじゃない。
原因はこんなところにあったのだなぁ〜と、
しみじみしちゃいます。
ピアノを練習する前の柔軟体操と、
普段からインナーマッスル
衰えさせないよう鍛えておくということは、
ピアノを演奏する上で、
とってもとっても大切なことなのですネ。

30過ぎればインナーマッスルも衰えます。
若いうちだけね、何もしなくてもインナーマッスルがあるのは。(^_^;)
来年1月に36になる私は、そんなのほほんとはしていられない体になってるってコト。
30過ぎると、友人との会話も健康についての話題がワンサカ。
若い頃には全く話題にならなかったのになぁ。


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この記事へのコメント

1. Posted by かおり   2007年12月11日 22:58
ピアノを弾くのに、筋肉…超必用デスよね。
私の先生も…よくそう言ってます。
簡単な柔軟とかを教えてくれて…。テレビを見ながらとか、ピアノが無い時にも出来ることだから、凄く助かっていて。
筋肉が無くて無理に弾けば、音も汚いし体が痛むと、よく言われたのを思い出しました。
…って
来月レッスンなのに、ストレッチあんまりしてなかった〜っ!!やばっ
2. Posted by 中嶋   2007年12月11日 23:07
>かおりさんへ
とてもいい先生に師事していたのですね〜。羨ましいです。ホント、筋肉も柔軟性も!なぁんて大切なんだろうって思います。実感すると大切さが身に染みます〜。
3. Posted by M   2013年06月01日 04:18
ピアノ・インナーマッスルで調べたら一番上に着ました(笑)

共感してしまったのでコメントを書かせてもらいました。

僕はマラソンを始めて3年目。今は3時間を切る練習をしているのですが経験が浅い為、毎日フォームが変化していきます。

読ませて頂いたこの日記。。まるでマラソンの成長過程を見ているようでした。
ランニングのフォームもこんな感じで変化していきます(^_^)


大切なのは腕を振るとか、この位置で足を着地させるとかそういう目先の事じゃないんです。
動いてる中で脱力する勇気も必要だし、もっと奥にあるインナーマッスルが重要だと思ってます。

野球の投げる動作も水泳(特にクロール)も腕を回すという意味で内側の筋肉が重要です。
ピアノも走る事もきっと一緒なんでしょうね★
同じ体なんだなぁ…と改めて思いました。

ありがとうございました。
確信に変わりましたo(^-^)o
4. Posted by Mさん   2013年06月01日 17:29
コメントどうもありがとうございます!
ピアノ・インナーマッスルで調べたら一番上というのに、
ウケてしまいました。(笑)
インナーマッスルとは芯のようなものですね。
芯が通っていると、とても弾きやすいと感じています♪