2007年03月14日

意識の単純化

言葉の力ってすごいなぁと思う。
最近、やっと効き目のある言葉を見つけました。
ペダリングのための言葉。

これまでは、離して〜踏んで〜とか。
体で覚えてもらうとか。
図に描くとか。
いろいろ試してはいたのですが。

とある発達障害の子に教えていて、
フッと口から出てきた言葉。

指だけ〜踏んで〜〜

同時に違う動きをする場合、
「○○だけ〜」と片方だけに焦点をあてると、
意識が散漫にならずわかりやすいようです。
で、この場合もそうだった。
ずっとずっと気づかなかったなぁ・・・。
今更この子のお陰で気づきました。

ペダルの難しいところは、
弾くと同時に足が離れるということ。
これがナカナカ難しい。
足を離すと指まで連動して離れてしまうし、
足を踏んでいると指が鍵盤から離れない。
で、意識を単純化させてみようというのが、

指だけ〜踏んで〜

だったのです。
基本的にペダルは踏みっぱなし。
指だけ〜のときだけペダルなしになる。
これを拍子に合わせて唱えます。

pedal

この方法は誰にでも使えます。
というのも初心者の大人の生徒さんにもわかりやすかったようなので。
やはり意識を単純化するって重要ですネ。
あれもこれも!と最初から意識するのは難しい。

ところで、この意識の単純化。
左右の手が別に動く場合についても使えます。
右はレガートなのに、左は切れる場合などです。

左だけ離して〜

私の経験だと離す側のアプローチで成功する人が多いです。
また、左右の音量の違いについて。
この習得方法についてはミューズクリニック表現テクニックに書いていますが、
ここに書いている方法にプラスして、とある意識を持つと身につきやすいんです。

左だけよわく〜

もう、左はかすれるくらいでもいいから、と言います。
どこまで弱くできるかな?と。
右強くという意識より、左弱くという意識の方が効き目があります。
弱く弾くって難しいんですよね、だからかな。

同時に違う動きをしなければならない場合の、意識の単純化。
どちらを意識するかによって、効き目が全く違ってくるようです。
どちらも試してみれば、効き目のある方がどちらかわかりますネ。

あぁ、それにしてもペダルのアプローチ、
なぁんで今まで気づかなかったんだろぉ。<(;~▽~)
これまでの生徒さんには申し訳ない。(_ _;)
私が気づかなかったばかりに、無駄に苦労させてしまいマシタ。


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emksan at 10:52│TrackBack(0) ピアノ/レッスン | 障碍&幼児

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