2007年02月14日

ショパンの孫弟子コチャルスキの演奏

先日購入したショパンの孫弟子コチャルスキの演奏、
毎日毎日飽きずに聴いています。
だって、すっごくすっごくいいんだもんっ!!!!

以前ブログに書いた演奏会
1830年に製作されたピアノによるショパン。
間近で見て驚いたのは、
この時代でもハンマーはこんなに小さいの?!でした。
残念ながらピアノには触れませんでしたが、
鍵盤は今のものよりずっとずっと軽そうでした。

当時のピアノは、とても軽かった!
それだけ速く軽やかなパッセージが弾けるというコト。
あぁ、ショパンってこうなんだ!!です。
もうね、う〜〜っとりです。

現代のピアノで軽やかに弾こうとしたって、
ここまで軽やかにはならないだろうと思います。
速さだけの問題じゃない。
響きが違う。

あそこまでの軽やかな響きは、
大きな音が出るようにと改良されてきた
現代のピアノでは無理だと思うのです。

まいったなぁ〜〜・・・・です。
このショパンを聴いちゃうと、他のショパンが聴けなくなっちゃう。
それくらい私にとって魅力的な響き。
現代ピアノでショパンを弾くしかない、というジレンマも生まれます。
ここまでフォルテピアノに惚れ込んでしまうと、辛いものがある。(^-^;


ショパンはピアノを叩くような弾き方が大嫌いだった。
彼のフォルテはあくまでも相対的なもので、
いつも同じ強さとは限らない。
常にクレッシェンドとディミヌエンドの線上を揺れ動く、
あの微妙なピアノやピアニッシモとの兼ね合いがあるからだ。
  
・・・・ヒプキンズ(「弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学」より)

演奏するときは充分に音を鳴らし、
豊かで丸みのある音を繰り広げていかねばなりません。
ピアニッシモからフォルティッシモまで限りなく
微妙なニュアンスを追い求め、
ピアニッシモのときは模糊たるつぶやきにならぬよう、
フォルティッシモは叩きつけるような弾き方で
敏感な耳を傷つけたりしないよう、
気をつけなくてはなりません。
 
 ・・・・ミクリ/コチャルスキ(「弟子から見たショパン―そのピアノ教育法と演奏美学」より)


現代ピアノは当時のピアノより豊かな響きがするのだから、
フォルテも思いっきり弾いてよいのか?
意見の分かれるところだとは思いますが、
私は違う気がしています。

現代ピアノと当時のピアノをショパンの前に並べたとき、
ショパンはどちらのピアノを選ぶかな?
私は当時のピアノを選ぶような気がするんです。
あの軽やかな響き。
1音1音の個性的な味わいのある音色。

コチャルスキだけでなく、
ミハウォフスキ(ショパンの孫弟子)の演奏を聴いてもそう感じます。

コチャルスキのノクターンOp.9-2と
ミハウォフスキの子守歌Op.57は本当にすばらしい!!!
あまりに美しすぎて涙が出てきます。
心が震えます。
あんなノクターンは聴いたことがない。
ショパンの言う微妙なニュアンスとはこういうことなのか!・・・です。

あまりにもすばらしすぎて、聴く専門でいたい!と思ったほど。(笑)
まぁ、練習して耳が育ってきているからこそ聴こえてくることも多いのですが、
ずっとずっと聴いていたいと思う演奏なんです。
自分の演奏はどんなにがんばってもあんな風にはならないだろうけれど、
少しでも近づけたなら・・・。

ショパン孫弟子のCD。
是非一度聴いてみてください。
ショパンの作品は、コチャルスキミハウォフスキのCDがお勧めです。
サロン・ド・ノアン
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この記事へのコメント

1. Posted by ウーツー   2007年02月20日 02:15
5 はじめまして、CDの評とか書いてます。珍しいCDですね。ただ、録音年代が古いのがちょっと...僕もピアノの傑作は1834年製のプレイエルピアノだと思います。高い音での早びきを可能にする構造に加え、低音での速く減衰しない音のつくりが素敵。もっと多くのショパンの録音がプレイエルピアノでされるのを待ち望んでいます。
2. Posted by 中嶋   2007年02月20日 21:22
>ウーツーさんへ
コメントどうもありがとうございます。(*'-'*)録音状態はもちろんよくはありませんが、演奏はとてもすばらしいですヨ。フォルテピアノ、いいですよね♪