2006年11月22日

クララ・シューマンの作品

以前話題にしたクララ・シューマンの楽譜。
先日無事届きました♪

無事というのも、最初は無事じゃなかったんです。
メール便で投函されたはずのものが手元にはなく・・・。
配送会社に連絡しても、「投函していますから」の一点張り。
でも、私の手元には届いてないのよぉ〜〜(T_T)

そこで、楽器天国Plus さんにメールで連絡したところ、
なんと宅急便で改めて送ってくださったのでした。
本当に嬉しかった!!
後でイロイロ調べたところ、ここまでしてくれるところってないみたい。
たいがいは泣き寝入りで終わってしまうようです。

今回は楽器天国さんのご好意で無事手元に届きましたが、
ポストに入りきらないような大きさのものを購入するときは、
メール便にしないほうが安全なんだなぁと学びました。
ちなみに楽器天国さんでは代金引換という方法がお勧めです。

で、楽器天国Plusさんで購入したコレ♪

ヘンレ版のクララ・シューマン作品集。

やっと手元に届き、うほうほでピアノに向かいましたよ。
一応全体をさささぁ〜と見てみましたが、
どれも素敵な曲ばかり。

シューマンっぽさを感じるところもあれば、ショパンっぽいところもあり。
それにしても、これって全部結婚前に書かれてるんですよね・・・。
20歳前にこんなん作曲してたなんて、すごいよ、クララ・シューマン。
よっぽどべらぼうに弾けたんだろうなぁ。(笑)

今、こんな本を読んでいるのですが、
おばあちゃんからの手紙 ― クラーラ・シューマンから孫娘ユーリエへ

おばあちゃんになったクララ・シューマンがピアノ講師を目指す孫のユーリエに、
「理論の授業も受けなければなりません。」と言い、
音楽家を目指す孫のフェルディナントについては、
「彼はやはりもっと語学を学ばなければなりませんし、
ウアシュプルーフ氏のところで音楽理論もやらなければなりません。」
と言っています。

クララのいう音楽理論は、
作品をみると現代の私たちのような甘いものではないはず。
だってね、作曲家でもやっていけたんじゃないかというような曲ばかりなんですヨ。

この本を読んで思うのはクララの音楽に向かう厳しさです。
「とてもよく練習をし、それを誰よりも熱心に、
そして誰よりも大きな愛情をもってやれる生徒しか
私が取らないことを、あなたはよく知っているでしょう?」

とってもと〜〜〜っても厳しい先生だったんだろうなぁ・・・。(^_^;)
でもそれだけ愛情と誠意を持って音楽に取り組んでいたからなのでしょう。
20歳前に作曲された作品を見ると、本当にそれがよく伝わってきます。

これだけ才能溢れる努力家を好きになったシューマンの負の気持ちも、
わからないではないな〜なんて・・・・。
当時、
クララは有名だったけれどシューマンは無名だったんですよね。

現代ではその逆ですね。
たくさんの人がシューマンの作品に触れ親しんでいるけれど、
クララは無名に近い状態。
ドイツでは紙幣になったほど知られている人ではあるけれど、
演奏録音は残っていないし、作品が親しまれているわけでもない・・・。
クララほど才能溢れる女性の作品が、
世にあまり知られていないというのは寂しい。



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ロベルト&クララ・シューマン / 歌曲集
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この記事へのコメント

1. Posted by ごん   2006年11月22日 21:12
指を痛めて作曲に専念したお陰か、逆に才能が開花した感じですよね>ロベルト・シューマン
クララ・シューマンの曲も名前も、確かにほとんど聞かないですよね。調べてみると、本当に名ピアニストだったみたいですが・・・不思議です、ほんとに。
2. Posted by 中嶋   2006年11月22日 21:42
>ごんさんへ
天才ピアニストとして有名だったんですよね〜。もしかしたら、クリスマス会でクララ・シューマンの曲を弾くかもしれません。練習が間に合えば・・・<(;~▽~)