2006年12月27日

ピアノの歴史2【クラヴィコード機

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【クラヴィコード/CD】
シークレット・モーツァルトクラヴィコード作品集
鍵盤音楽の領域vol.3
クラヴィコード作品集

ミューズ資料館には、ピアノ本&楽譜&CDがいっぱい!

 



【クラヴィコード機

Clavichord

クラヴィコードという言葉が初めて書物に現れたのは1404年
15世紀半ばには、この楽器の図面が記録されています。

「よいクラヴィコードは、音が弱いということを除いては、
音の美しさではピアノフォルテに劣らないし、
ベーブンクやポルタートをつけることができる点で、
ピアノフォルテよりも優れている」(P.E.バッハ)


ピアノはハンマーが弦を叩きますが、
クラヴィコードは
タンジェントと呼ばれる、
マイナスドライバーの先のような棒が弦を叩き上げます。
このタンジェントの材料は様々で、
木、動物の骨、鯨骨、真鍮などがありました。
鍵盤を押すと、てこの原理でタンジェントが上がり、
弦を打って発音させます。

この楽器、チェンバロと違って音の強弱がついたんです。
キーを強く押し下げると弦へのタンジェントの当りが強くなるので、
音量が大きくなります。
弱く押し下げれば音量が弱くなる。
これはチェンバロにはない大きな長所だったんですよね。

そして、もう1つの特徴。
P.E.バッハが言っている「ベーブンク」と「ポルタート」です。

先端にタンジェントをつけただけの簡単な装置だったクラヴィコードは、
てこの支点を中心に、ちょこっとだけ左右に動くのです。
このちょこっと左右に動く横揺れを利用して、
鍵盤を右か左に動かすと、タンジェントが弦に当たる位置が変わります。
当然音の高さが変わりますよね。
当時の演奏者は、この奏法で感情的表現を行ったのでした。
この奏法は「ポルタート」と呼ばれます。

そして「ベーブンク」。
これまたと〜っても魅力的な特徴なんですよ。
クラヴィコードでは指が鍵盤を押し下げている限り、
タンジェントが弦を突き上げて音が鳴り続けます。
そのとき鍵盤を押し下げている指の圧力を変えると、
鳴っている音に強弱が生じるのです。
ヴァイオリンでいうとヴィブラートのような効果ですが、
ヴァイオリンのヴィヴラートは音の高低によるものだから、
厳密に言うと、やっぱりヴィヴラートではないんですよね。
この奏法は「・・・・・」という点をスラーで囲んだ記号で示されました。
この記号が書かれていたら、その曲はクラヴィコードのために書かれたのだとわかります。


emksan at 10:44│TrackBack(0) ピアノ/ピアノの歴史 

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