2006年11月06日
幼児の視点(続)
幼児の視点のつづきです。
【自己中心性/中心化】
幼児の目の前で、
細長い容器に水を移し替えます。
幼児はこれを見て、水が増えた!と判断します。
水面の高さにだけ注意がいくのです。
目立つ特徴にだけ注意が払われてしまうんですよね。
この絵。果物にも見えますが、人の形にも見えますね。
リンゴが顔で、ぶどうが手で、洋ナシが体、バナナが足。
これらを1つ1つにしか注目できないのが中心化。
人の形に見えたら、脱中心化しているということです。
・・・・・こんな風に1点にだけ注意が集まってしまうのって、
・・・・・発達障害のお子さんにも共通しているように思えるのは、
・・・・・私の気のせいかな。
こういうことを知って、だからレッスンに直接どう結びつけるか・・・ではなくて、
この子には教えようと思っていることがどんな風に見えているんだろうか?とか、
どんな風に理解しているんだろうか?とか・・・。
幼児には幼児の視点があるんだってことを知っているだけで、
アプローチの範囲が広がる気がするんです。
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この記事へのコメント
気のせいではないと思います。
「大木を見ずして木の葉を見る」的な所が多いですからね。
そうそう、バルトークの「子供のために」(確かブダペスト出版。著作権切れる前に売ってた外国製楽譜)の表紙に大きな実(花だったっけ?)のなっている木が印刷されているのですが、私はずっとただの大木だと思ってました。生徒に「この実の並び方、鳥の形になっているね」と指摘されるまでずっと10年以上も!
1種類の考えに捕らわれると、なかなか他の考え方が浮かびません。旦那に「こういう方法もあるよ」と指摘され「おぉ〜、そうか!あったまいい♪」と間抜けそうな返事をする事しばしば。