2006年08月29日

発達障害児へレッスンを振り返って

今、一番最初に出会った発達障害の子たちのレッスンを振り返りながら、
レッスン記録をつけています。
なんだか感慨にふけってしまう自分がいます。
ここまできたんだなぁ〜と。
振り返ると、本当にいろんなことがありました。

今では当たり前のことも、
あの時は悩んだり試行錯誤したり・・・。
発達障害の子へのレッスンスタンスそのものから、
悩んだものでした。

私は音楽療法士になりたいわけではなく、
ピアノ講師として発達障害のお子さんと付き合っていきたかった。
発達を促すためにピアノがあるのではなく、
生活の潤いのためにピアノを用いたかった。
第一私にできることは、それしかなかったもの。
私は医者ぢゃないので。(笑)

でも、だからこそ悩むことも多くあったのです。
果たして自分のレッスンは、
ピアノレッスンとして成り立っているのだろうか?
お月謝をいただくような内容になっているのだろうか?と。

子どもたちとのコミュニケーションは、それはそれは楽しいもので、
だからこそ責任を感じたし、
なんとなく一緒に時間を過ごすのではなく、
きちんとレッスンしたい・・・と思っていました。

でもね、「教えよう」としてできるもんぢゃないんです。
そういう意識でいると、失敗するだけ。
まずは、子どもを「知ろう」と思うことから始まったんです。
そこが出発点だったからこそ、
今の私がいるのだなぁとも思います。

生徒さんの親御さんから、たくさんのことを教わりました。
ひまわり勉強会の先生方から、たくさんの発想をいただきました。


4,5年前の私は、
本当に1つ1つのことを試行錯誤しながら歩んでいたように思います。
今思うと、驚くくらい単純なことで試行錯誤してた。
「発想」のきっかけがなかったので、
引き出し1つ作るのに、時間がかかったんですよね。

今は、「発想」の地盤がしっかりしてきているので、
レッスンの場でこれまでの引き出しがスイスイ出てくるし、
その場で新たな発想が生み出されることも多々あります。
あの頃は、その場で発想が生まれるなんて考えられなかったこと。

今こうして楽しく引き出しを増やしていけるのは、
あの頃悩みながら試行錯誤していた私がいたから。
そして、それを支えてくれた親御さんや、
ひまわり勉強会の先生方がいらしてくれたお陰です。

たった4,5年だけれど、密度の濃い時間を過ごしてきたんだなぁと実感。
記録を作成しようと思えるようになってよかった!
たまにこうやって振り返るのもいいものですネ。
なんかね、あぁ〜ここまできたんだなぁ〜って。
ちょっと嬉しかったりするんですヨ。


俺ルール!―自閉は急に止まれない 自閉っ子、こういう風にできてます!
自閉っ子、深読みしなけりゃうまくいく アスペルガー的人生
私の障害、私の個性。 
発達と障害を考える本〈2〉ふしぎだね!?アスペルガー症候群(高機能自閉症)のおともだち
発達と障害を考える本〈1〉ふしぎだね!?自閉症のおともだち
ダウン症の子をもって ダウン症の子どもたち 
障害を知ろう!みんなちがって、みんないい〈3〉ダウン症の友だち

楽天楽譜ランキング  楽天クラシックCDランキング
Amazonトップセラークラシック Amazonモーツァルトストア

↓ランキングに参加中。ポチッとよろしくお願いします♪
人気Blogランキングへ にほんブログ村 クラシックブログへ



emksan at 07:11│TrackBack(0) 障碍&幼児 | ピアノ/レッスン

トラックバックURL