2006年03月17日

練習法を編み出して・・・

1曲にかかる時間が長いですが・・・、
またまたバルトークのアレグロ・バルバロの話題です。
この曲を本番に弾くのは6月と10月。
本番はまだまだ先ですが、
だからこそ地道にできる追求・・・・みたいなものもあり。
長期修行だけれど楽しい。(笑)

この曲以前は「音量」への挑戦と書きました。
ところが、ここのところ随分音が出てくれるようになってきたんですよね。
しかも「運動量がすごい!」なんて書いていたものの、
必要な筋力がついてきたせいか、
ほとんど体力を使ってる気がしないくらいにまでなりました。
とにかく上半身がすっごくラクチン。
跳躍が多いのが大変だったのですが、
この曲の跳躍に慣れてきたせいか、腕がとても自由に動いてくれます。

ということで、新たな目標を設定。
音量に関する練習は続けてはいくけれど、
さらに具体的な理想が見えてきたので。

私がこの曲に求めるものは、
音量だけではなく、はぎれのある音質。
ところがところが、なかなかはぎれのある音質にならない。
気になるのは内声のンチャンチャの和音。

barbaro1


 

 

 





後打ちのチャッのハーモニーが、どうも鈍い。
すごくぼやけた音色になってしまうのです。
ただの刻みなので、音量は必要ないですが、
その分はぎれのよい、小気味よい音質が欲しいところ。
その際、一番重要な指は右の3または4の指です。
後打ちのハーモニーのバランス次第だと思うからです。
一番上の音をはっきり出すことで、はぎれのよい音色になります。

ところが、いくら曲中で練習してもなかなか身につかない。(^_^;)
オクターブを抑えたままの3、4指の動き。
テンポ通り動くものの、はっきりした音色にまではなりません。
指が弱いのと、意識が足りないのと。その両方が原因。

で、編み出したのが↓この練習方法です。
barbaro2

 

 

 

 







半音階進行で1オクターブやります。
それぞれのハーモニーを二度ずつ同音連打で練習することもあれば、
この楽譜の通り練習するときもあります。(基本的に1小節を2回ずつ)
意識するのは、ひたすら右の3、4の指。
オクターブはボォ〜ンと腕の重さをしっかりかけたら、あとはラク〜に。
1オクターブやるだけで、ぜんっぜん違います。

で、この練習をはじめて4日。
たぁったの4日なのに、もう違うんですよね〜〜!
なんという即効性!ウハウハです。(笑)

ただ、練習しなくなると、きっとすぐに逆戻りしてしまうだろうから、
音量に関する練習にしても、
このはぎれのよい内声に関する練習にしても、
ひたすら地道〜〜に練習し続けることが、
安定した演奏をもたらしてくれるのだろうと思います。
ということで、しばらくこの練習は続けていくつもり。

この時期は、La Musique du Soleilの演奏会だったり、
お教室の発表会だったりと、
練習しなきゃいけない曲が目白押しで焦ります。(_ _;)
バルバロは深くはまだ追求せずに、
ただひたすら地道な練習だけに留めておくつもり。
(じゃないと、頭が混乱しちまいます。とほほっ)

ピアノ/テクニックで本を探す  ピアノ/奏法で本を探す  バルトークでCDを探す

人気Blogランキングへ

ブログランキング・にほんブログ村へ



emksan at 13:39│TrackBack(0) ピアノ/練習&勉強 

トラックバックURL