2005年08月10日

ドレスデン国立美術館展〜世界の鏡〜

先日の日記になってしまいますが、今日書きます。
ドレスデン国立美術館展へ行ってきました♪
お目当ては「マイセン」!!
歴史的なマイセンにお目にかかれる貴重な機会です。
 
まず、入口にどんっと置かれた「こりゃなんだ?」
 
 
dresden3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
1740年頃の「集光鏡」です。
これ、大きいんですよ〜〜。写真じゃわからないかもですが。
直径142センチ。高さ205センチあります。
太陽光でこんなものまで溶けちゃうの?ってくらい、
威力のある代物だったようです。
会場には試し焼きされた、溶けた物体なども置かれていて、
その威力にびっくりでした。
 
この展覧会。第1部は科学的なものに関わる収集室。
ドレスデンのコレクションの始まりは、
美術品ではなく、こうした科学計測機器だったそうです。
このコーナー、かなぁり面白かった!
1568年の、一体これはどこ?みたいな地球儀から、
1643年の、ずいぶんと現代に近くなりつつある地球儀。
実際に使用された計測器などなど。
 
分度器や三角定規などもあったのですが、
これまた美しいぃ〜〜んですよねぇ。
ドイツの機能的な美は、
この時代から受け継がれたものなのねって感じです。
 
で、お目当てのマイセンはというと。
これまた魅力的な展示方法で♪うほほっでした。
マイセンがお手本にしたのは、日本や中国の磁器です。
これらを集光鏡で溶かしたりして、成分を調べまくったんですね〜。
 
この展覧会では、実際にお手本にされた中国や日本の磁器と、
マイセンの磁器が並んで置かれていました。
例えばこんな感じです。
 
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《染付牡丹唐草文象耳鳥籠付き蒔絵瓶》
1700年頃 有田
高さ52cm、直径37cm

《色絵花卉文象耳鳥籠付き瓶》
1727年 マイセン
高さ52cm、直径33.5cm
 
 
これはそっくりそのまま真似しているのではなく、
マイセンらしさが出ていますね〜。
同じ図柄、同じ配置でも、
こうも変わるものか!と驚かされます。
 
中にはそっくりそのまま同じに焼かれているものもありました。
これは磁器の白さだけではなく、
釉薬などの実験にもなったのだろうと思います。
同じ色合いを出すのに、苦労したんだろうな〜。
 
で、ほうほうっ!と嬉しくなっちゃったのが、
「ブルーオニオン」シリーズの原点を見ることができたこと♪
中国のお皿とマイセンのお皿が並んでいました。
中国のお皿は朱色なども含むカラフルな色合い。
マイセンは今と同じブルー。
でも、図柄の配置などが同じなんですよ〜!
しかし、そこには中国の繊細な「線」はなくなっており、
その代わりデフォルメされた「柄」に置き換わっているのでした。
中国の皿に描かれた絵は、まさに「絵」。
マイセンの皿に描かれたものは、絵ではなく「柄」です。
 
マイセンで有名なこのブルーオニオン。
実は、私はあまり好きな柄ではありません。(_ _;)
実際原点である中国の磁器のほうが、私の好みだったなぁ。
でも、マイセンはこの試行錯誤によって、
あの美しい「ブルー」を手に入れたんだなぁと思います。
ここでの試行錯誤がなければ、
私が大好きな「ブルーオーキッド」は生まれなかったんだもの。
 
最後に。私が気に入った絵をひとつ。
フェルメールの絵です。
 
dresden2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
コーヒーでも飲みながら、
ゆったりとした時間の中で眺めていたい絵です。

 ミューズ美術館へGO!

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emksan at 11:39│TrackBack(3) 美術 

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